純粋な心と精神の連帯
純粋な心と精神の連帯
人の精神や心は、平面的な知識で癒されるものではありません。
精神や心は感性でもあり、他人の背景や精神の奥を感じるものです。
少しでも緊張があるならば心は収縮してしまいます。
人の心は、無条件の愛と、どこまでも寄り添い続ける信頼関係がないと解放されず、解放がなければ癒されません。
また、心が傷をもち、二面性を作り出しているのであれば、
心身尽くして、他人のため、社会のため、地球のためになることを考えたとしても、
その発想は病んだものとなり、負の連鎖を引き起こしてしまいます。
日本において、病気や災害、精神疾患、孤独感、喪失感など、精神的な闇を抱えている人が多くいます。
そういった人たちの心の悲しみが癒され、自分の生が肯定され、
一人ひとりが宇宙や自然から愛される存在であるという真理を知る必要があります。
私はその真理を地球で生きる全ての人間に伝えたいです。
一人ひとりの生命と精神が宇宙の大切な一因子であること、
自分を責めなくて良いこと、
罪悪感に支配されるのではなく解放されて良いということを。
私はこの真理を、絵や詩で表現してきました。
私が宇宙の真理を知り、素晴らしい叡智と底知れぬ愛情に救われたからです。
純粋な心は、美しい自然に湧き上がる水のようです。
透き通る清らかな水はパワーある食物を作ります。
その自然が生み出す食物を食べて私たちは健康に生きることができます。
純粋な心は、人間が持つ論理的思考力と感性を生きたものとし、輝かせてくれます。
バランスの取れた立方体を作り出します。
美しく均等の取れた論理は多次元へと相対的な論理的構造を作り出します。
人間は、言葉を学び、論理を組み立てます。
そして人に伝え、コミュニケーションを通して共同創造をしていきます。
純粋な心が作りだす論理と感性はエネルギーをもち、化学反応を起こし、自分を統合させ他とも統合を始めます。
ここで精神の連帯が生まれていきます。
人間の精神の連帯が土台とならなければなりませんが、そのためには、純粋な心を一人ひとりが抱く必要があります。
純粋な心とは心の健康であり、心が健康でないのであれば、ケアが必要となります。
私は、宇宙の調和の素晴らしさを絵で表現してきました。
それは大きな愛で私たち人間を包んでくれています。
私は、自分が発見した思想と、その思想を包含している絵と詩を地球の全人間に伝えたいです。
全ての人が、一生懸命生きています。そこに善悪はありません。
全ての人の人生が尊いストーリーです。
世界中の人が、自分の人生に誇りをもち、大きな愛を受け入れることで、ゆっくりと自己を統合していきます。
また、人は結果で、自己や他人を評価しますが、過程を知るならば、評価が理解に変わります。
過程を知り人に伝えるためには、教育が必要となります。
そして、言葉と論理力を持って自分の人生や心の思いを知り、人に伝えることも大切です。
自分の真の心の思いを言葉にし、他者に理解されることが必要です。
立場関係が背景にあるカウンセリングでは人の心は解放されません。
人の心が癒されるには、絶対的な信頼関係が必要です。
それはパートナーであり、家族であり、友達です。
人間一人ひとりに付与された精神が素晴らしいものであることを自分の精神を通して体感する必要があり、
それは他人から教えてもらうことではありません。
そして、その体感があるからこそ、他人を慈しむ気持ちが溢れるようになります。
現在の地球では、人間が分裂していて、お互いが敵対し、防衛し、孤立してしまっています。
他国が出会うようになり、それぞれの文化があり、築きあげてきたものがあります。
また生まれた環境や立場も違います。
しかし、それぞれが、必死で生きてきたストーリーがあります。
私は、地球にすむ全ての人の心が健康になることを望みます。
そして、他国が敵対するのではなく認め合うために、
まずは一人ひとりが自分を愛し、自国のストーリーを愛し、自立することで、
他国を愛し、他国のストーリーを愛しわかり合うことができると思うのです。
人間の潜在能力が開花されていくならば、自然ともつながることができです。
それは、繁栄であり、経済も促進させていきます。
それは、科学の進歩でもあり、人間の叡智がもたらす創造の世界です。
持続可能性、繁栄とは、精神世界の連帯作用がおこす螺旋構造が創造されることで、実現されていきます。
そして、精神世界の連帯は、清らかな精神と精神の統合から生まれます。
人間の潜在能力が発揮され、連帯した精神を培い、美しい地球の創造がはじまることを切に願います。
美しい地球はそこからはじまります。
そして、地球という美しい星のもと、みんなが国や立場という隔たりを超えて、
みんなが家族のように仲良くなり、心と心が繋がり、
抱き合い、共に泣き、共に笑い、共に驚き、共に喜び、共に感動し、
みんなが手を繋いで笑顔で生活できると信じています。